ポリタンク・ポリ容器を20リットルから50000リットルまで幅広くラインナップ

採用情報

プラント・工場で数多く採用された実績を誇るスイコーのタンク・容器。
スイコータンクが選ばれる理由の4つをご紹介いたします。

1.外黒内白のタンク

外側が黒色で内側が白い理由がここにあります。
スイコーの工業・プラント用製品は多層成形を行うことで、内側・外側それぞれの特徴を発揮しています。(一部製品を除く)
多層製品を標準としているのはスイコーだけです。

2.7つのメリット

ポリエチレン素材のタンクがもたらす性能
スイコータンクのメリットをご紹介いたします。
回転成形により製造されるポリエチレンタンクにご満足いただけるはずです。

3.耐熱仕様について

回転成形大型タンクで初の耐熱80℃を実現
長年の研究により実現したポリエチレンとポリプロピレンの特殊複層構造により、耐熱性を大幅に向上させました。

4.他素材との比較

FRPタンクをご利用中のお客様へ
樹脂タンクとしてポピュラーなFRPタンクと比べても優れた点が多数あります。
お客様の設計・用途に最適な製品として選択して頂いております。

外黒内白のタンク

外側が黒い理由 内側が白い理由

七つのメリット

PE樹脂100%

タンクの原料はポリエチレン樹脂のみ。
多層構造でも強度が劣ることはありません。

内側と外側は着色の異なるポリエチレン樹脂です。成形をしている間にそれぞれが溶け合い、一体となるため、耐衝撃性など原料の優れた特性をいかんなく発揮いたします。

サビない!

ポリエチレン樹脂のため、錆びません。

タンク本体はポリエチレン樹脂のみで成形しているため、内溶液や周囲の雰囲気により錆びることはありません。日々のメンテナンスが容易です。

完成品出荷。

完全成形品の搬入の為、現場作業が少なく、
液漏れの可能性が非常に低い。

スイコータンクは一体成形品のため、本体を現地で組み立てる必要がありません。液が漏れる継ぎ目も無いため、安心してご利用いただけます。

UVカット。

紫外線の透過を抑えるため、
内容液への影響が少ないです。

紫外線はタンク外側の黒色着色の層により吸収されるため、内部への影響を抑えることができます。紫外線や光に弱い薬品のタンクとしてお勧めです。

リサイクル可。

熱可塑性樹脂の為、リサイクルが容易です。
また、リサイクル証明書の発行が可能です。

スイコータンクは樹脂以外の材料を含まないため、再度ポリエチレン製品へと生まれ変わることができます。廃棄物の量を減らすことができる環境にやさしいエコな製品です

地震に強い!

大きな地震の衝撃による破損報告が
ほとんどありませんでした。

地震が発生した後も、アンカー・配管をやり直すことでタンクを引き続きご使用いただいた実績もあります。復旧にかかる時間・コストの削減となり、早期の稼動再開を目指すことができます。

割れない。

PE 樹脂は曲げ断性率が非常に優れており、
耐衝撃性が高く、割れにくい素材です。

スイコーポリエチレン製品は、高速道路の衝撃吸収材でも実績があります。タンクも同様製法で成形されており、高い耐衝撃性を誇ります。

耐熱仕様について

特殊複層構造を採用

耐熱性に優れたポリプロピレンの内層と耐衝撃性に優れたポリエチレンの外層を一体成形することで実現した耐熱仕様タンク。
異素材の複層構造にすることでそれぞれの特徴を生かし、内溶液80℃での長期使用が可能となりました。
今までのポリエチレンタンクでは耐熱温度が問題となり使用できなかった「熱の発生する薬品の反応・希釈」などへの用途が広がりました。

耐熱1000 実証実験(最もポピュラーなサイズ)

1) 使用タンク
  • ・耐熱1000 外層PE 内層PP 製品重量:55kg
  • ・標準MC1000 製品重量:40kg
2) 試験内容
  • ・熱源:8kW 電気ヒーター200v 単相
3) 内容液温度
  • ・90°c
  • ・60°c
 

ポリプロピレン(PP)

回転成形用PP銘柄

ポリエチレン(PE)

回転成形用A

メルトフローレート 190℃ g/10min - 4.2
230℃ 7.0 -
密度 g/cm3 0.90 0.937
引張降伏点応力 MPa 24 19
シャルピー衝撃強度 23℃ J/m 10.0 NB
-20℃ 5.0 91
曲げ弾性率 MPa 1220 550
融点 158 130

FRPタンクとの違い

樹脂タンク比較
  ①引っ張り強さ(kgf/cm2) ②曲げ強さ(kgf/cm2) ③伸び率(%) ④耐薬品性 ⑤価格 ⑥形状(寸法)の変更 ⑦リサイクル性
PE 220~380 70 15~100 不可
FRP 1000~2000 700~2800 0.5~2.0 可能
  • ①~③物性比較
    FRPは非常に強度(硬度)に優れますが衝撃や過荷重による“割れ”の懸念があります。
    PEは伸び率に非常に優れ破損しにくい素材であることが分かります。
  • ④耐薬品性
    PEは耐薬品性に優れています。FRPは塩酸貯留タンクでの事故が多く、使用不可とするメーカーもあります。
    また次亜塩素酸ナトリウムはFRP単体では使用できない為FRP+PVCの複合タンクが使用されます。
  • ⑤~⑥製造方法
    金型で成形するPEは量産性が高くコストメリットに優れています。
    FRPは形状・寸法に対して自由設計が可能ですが、PEは金型で成形するため本体形状を変更できません。
  • ⑦リサイクル性
    PEは製造メーカーでの一貫したリサイクルシステムが確立されており、リサイクル後もPE製品として活躍しています。
    FPRもリサイクルに関する様々な取り組みが行われていますが、今のところセメントの骨材にするなど一部に限られており、埋め立てゴミとなる事が大半です。
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